ミシンミシンと洋裁の読みもの
ミシンを買う前に試したい方へ|試し縫い7つのポイント
ミシンは、買う前に試すと失敗が減ります。試し縫いで確かめたい7つのポイントと、職業用ミシン・ロックミシン・カバーステッチミシンを実際に使ってみる方法。

ミシンは、買ってから「思っていたのと違った」と気づきやすい道具です。カタログの機能一覧は似たり寄ったりで、口コミは人によって言うことが違う。けれど実際に触ってみると、5分で好き嫌いがわかります。
なぜ、試してから買うほうがいいのか
ミシン選びで後悔する理由は、だいたい3つに分かれます。
- 力が足りなかった:デニムの裾や帆布の持ち手で針が進まない
- 機能を使わなかった:たくさんある模様縫いを、結局使っていない
- 種類を間違えた:必要だったのは、2台目のロックミシンのほうだった
どれも、買う前に一度使っていれば避けられたことです。
試し縫いで確かめる7つのポイント
- 自分の生地で縫う お店の試し縫い用の布は、たいてい縫いやすい綿です。いつも使う生地、これから使いたい生地を持っていきましょう。
- 重ねて縫う 生地を4枚、6枚と重ねた段差を越えられるか。バッグやデニムを縫う人は必ず確認を。
- 薄い生地を縫う 薄地で縫い縮み(パッカリング)が出ないか。
- ゆっくり縫う 針が1目ずつ落とせるくらいの低速で、思いどおりに動くか。カーブや角の縫いやすさに直結します。
- 音と振動 夜に使う予定があるなら、音の大きさは大事な条件です。
- 糸通しと下糸 毎回必ず行う作業です。面倒に感じないか。
- 手元の明るさと広さ 針まわりが見やすいか、大きな布を通せるふところの広さがあるか。
どこで試せるか
ミシン販売店 実機を置いている店では、試し縫いをさせてもらえることがあります。短時間で複数の機種を比べるのに向いています。
洋裁教室 教室のミシンを使ううちに、自分に合う機種がわかってきます。
ミシンを使えるシェアスペース 数時間かけて、実際の作品を1つ縫ってみる。これがいちばん確かな試し方です。直線を5本縫うのと、服を1着仕上げるのとでは、わかることの量が違います。
2台目・3台目こそ、試してから
家庭用ミシンを持っている人が次に検討するのは、職業用ミシン、ロックミシン、カバーステッチミシンでしょう。どれも安い買い物ではなく、置き場所も必要です。そして、使ってみるまで「自分に必要かどうか」がわかりにくい道具でもあります。
- 職業用ミシン:直線の美しさに、いまの家庭用との差を感じるか
- ロックミシン:縫い代の始末が、どれくらい速く・きれいになるか
- カバーステッチミシン:自分が作る服に、使う場面がどれだけあるか
それぞれの特徴は、家庭用ミシンと職業用ミシンの違い、ロックミシンとは?、カバーステッチミシンとは?にまとめています。
Nippori Share Base で試せるミシン
Nippori Share Base には、JANOME、brother、JUKI、baby lock のミシンがあります。家庭用・職業用・ロック・カバーステッチの4種類がそろっているので、種類の違いを使い比べられます。荒川区の地域情報サイト「荒川102」の記事でも、2台目のミシンを買う前に複数のミシンを試す、という使われ方が紹介されています。
初めて使う機種は、スタッフの説明や案内を確認してから使いはじめます。使い方に不安がある方向けに、メンターサポートという制度もあります(内容と料金はお問い合わせください)。ミシンを壊してしまわないか心配な方には、1回550円(税込)で加入できる「ミシンガード550」があります。
試してみて「やっぱり買おう」と思えたら、それは良い買い物になります。「借りて使うくらいがちょうどいい」とわかるのも、立派な結論です。

